私たちKOTONASUは、地域を舞台とする障がいのある方のヒューマン・ストーリーに寄り添い、より豊かなドラマをプロデュースする組織です。
世間からは障がいのある方の福祉は「たいへんですね」と思われがちですが、一人ひとりのユニークな感性に気づき、豊かな心の機微に触れることができる楽しさは貴く、かけがえのない仕事であり、障がいのある方の個性は必ずこの世の中にとって大切な要素であると考えます。
だからこそ、私たち福祉の担い手は一人ひとりと丁寧に接遇し気持ちを汲み取り、障がいのある方が喜びも苦労も混合する当たり前の暮らしの中において代弁者となり、地域市民や企業などの社会をも巻き込み、つなぎ、一体感のある『地域（コミュニティ）』という舞台を創り上げていく提案力と実行力、そして各々の専門性を活かしたチーム力が私たちに問われています。

また今の時代において、『障害』とは障がいのある方に対する言葉のみでは無くなってきています。メンタル面での不調を抱えている方、生きづらさを抱えている方、多様化していく社会の中で取り残されている方もみえます。私たちは福祉で培った経験値を土台に、あらゆる社会課題へアプローチしていく目線を常に高く、視野を広くしていく研鑽を心がけています。

最後に、『福祉』が閉ざされた環境下において弱者を救うというイメージを変えていきたい。地域に住まう全ての人々が幸福を感じていただく、より高次な福祉サービスを追求し提供することで、『福祉の矜持』を創り上げていくことが私の願いであり喜びです。